
若い頃の自分のダイエット観|数字ばかり追いかけていた時期
「そんなに体重ばかり気にして、楽しい?」
今の私が、あの頃の自分にそう聞いたら、どう答えるだろう。
正直、うまく答えられない気がします。
私自身、大きなダイエット成功の経験は何度かあります。
高校1年生のときに12キロ。
26歳、第2子出産後に15キロ。
30代半ばで、さらに8キロ。
そのたびに、長い時間をかけてリバウンドしてきたという失敗もセットでした。
高校生の頃は、運動にはまって楽しみながら痩せられていたんです。
でも20代、30代の頃はどうしても数字を追いかけて、周りの目ばかり気にしていました。
「他の人みたいに細くならなきゃ」。
そんな固定観念に、ずっととらわれていたんですよね。
今、アラフォーになった私の体重は、世間的な標準より多いです。
それでも自分にとってはすごく心地いい状態で、「それでいいよね」と思えるようになった。
これが、私にとって一番大きな変化です。
ルッキズムが当たり前の時代、若い子は痩せていることをもてはやされます。
私も若い頃なら、きっと同じように思っていたはずです。
でも年を重ねるうちに、見た目を他人と比べても意味がないと分かってきました。
それよりも、中身のほうがずっと大事。
見た目は追求し始めるとキリがありません。
標準よりプラスでも、自分が良ければそれでいい。
人と比べず、自分自身が幸せでいられる状態がベストなんです。
見た目のストレスに割いていた時間を、今は自分の中身を高める方に振り分けられるようになりました。
見た目は、ちょうどいいところで落ち着くのが一番だと思っています。
体重計の数字だけを見ていた時期が、私にもありました。
トレーナーになって見えてきたこと

自分がトレーナーという立場でお客様と接するようになってから、見えてきたことがあります。
あまりにも見た目にこだわりすぎて、心のほうが不健康になっている方が本当に多いんです。
標準体重で、誰から見ても可愛らしい女性なのに「もっと痩せたい」「標準体重の自分が許せない」という方もいます。
それって、正常なことじゃなくて、実は異常な事態だと私は思っています。
SNSの影響もあるとは思いますが、みんな必要以上に見た目を気にしすぎている。
トレーナーとして、お金をいただいてダイエットをサポートする立場ではありました。
それでも本音を言えば、「そんなにお金をかけなくていい」「痩せなくていい」「そのままで十分かわいいよ」と伝えたい気持ちが、ずっとあったんです。
ただ、仕事である以上「痩せさせなきゃ」というジレンマもありました。
何のために痩せたいのかを見失って、痩せること自体が目標になってしまうと、ずっと不幸なままです。
痩せること以外の目標にも、目を向けてほしい。
ダイエットも苦行にしてしまうと続きません。
楽しいものにしないと、続かないんですよね。
トレーナーとして働きながら「ダイエットって一体何なんだろう」。
そんな疑問を、ずっと抱えていました。
痩せること自体が、綺麗になることとイコールではありません。
見た目がすごく良くて、理想の体重に近いお客様でも、中身が満たされていない方は多くいました。
ダイエットさえすればすべてうまくいく。
そう思うこと自体も、違うんじゃないかと今は感じています。
数字を追いかけることと、健康であることは、必ずしもイコールではない。
そう感じるようになったのは、この頃からでした。
自分自身も失敗した経験
偉そうに指導する立場にいても、私自身、失敗した経験がないわけではありません。
正直に打ち明けます。
今の私も、経営のストレスや家族のことでいろいろな波乱を抱える中で、知識はあってもストレス解消として食べることに走ってしまうことがあります。
医者の不養生とよく言いますが、トレーナーだって太ることはあるんです。
いろんなお客様を見てきたからこそ、知識があるからこそ「あ、今、心が健康じゃないんだな」って、自分で気づくことはできます。
でも、気づいたからといって、簡単に片付けられるストレスでもありません。
結局、食べてしまうんですよね。
アラフォーになって、痩せづらくなったのも強く感じています。
運動する体力があるかというと、正直そこまでできていないのが今の現状です。
こういう自分の状態になったからこそ、分かることがあります。
当時、指導していたお客様たちの気持ちが、今ならよく分かるんです。
だからこそ、こうして発信を続けていきたいと思うようになりました。
このときの失敗については、以前の記事「無理な食事制限をやめたら、体重より先に肌がきれいになった話」で、もう少し詳しくお話ししています。

本記事では、そこから自分の価値観がどう変わっていったか、という部分に絞ってお伝えしていきます。
今、大切にしている考え方

いろいろな失敗と気づきを経て、今の私が大切にしている考え方があります。
ダイエットをすること自体、ダイエットしている自分を楽しめるかどうかが一番大事だということ。
苦しくても我慢してダイエットする。
それはもう、昭和的な考え方だと思っています。
ダイエットは長期戦です。
楽しくなければ、続きません。
楽しむ、というと「サボっている」「手抜きしている」と捉えられがちなのが、真面目な日本人らしいところですが、楽しみながら努力することはできるんですよね。
自分に自信が持てなかったり、見た目のせいで自己肯定感が上がらなかったり。
そんな理由でダイエットを始める方は多いです。
でも、ダイエットという一歩を踏み出した自分に、まずは自信を持ってほしい。
そしてダイエットしている今の自分を、楽しんでほしいんです。
ダイエットは、人生をより良くするための手段の一つ。
だったら、その過程も楽しんだほうがいいと、私は思っています。
体重という一つの数字よりも、心と体の調子を全体で見ること。
今はそれを、お客様にも自分自身にも伝え続けています。
おわりに|読んでくれているあなたへ
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
ダイエット観は、一度決まったら終わりというものではなく、経験とともに変わっていくものだと思っています。
もし今、体重の数字に振り回されている自分がいるなら。
その前に、心の状態を一度チェックしてみるのもいいかもしれません。

そして、頑張っているのに結果が出なくてつらいと感じているなら、それは心が限界のサインである可能性もあります。

あなたのダイエット観も、これからきっと、いい方向に変わっていくはずです。