
結論|完璧を目指さず「崩れ幅」を小さくする意識で十分
スーツケースに着替えを詰めながら、頭の片隅で「今回の出張、食事どうしよう」とよぎる。
そんな経験がある方は、少なくないはずです。
正直に言うと、2泊3日くらいの旅行なら、好きなものを思いきり食べて楽しんだ方がいいと思っています。
現地の食事を楽しむこと自体が、旅行の醍醐味のひとつ。
そこを我慢してしまうと、旅行を100%楽しめなくなってしまうから。
帰ってきてから体重が一時的に増えたように見えても、普段の生活に戻せばしっかり元に戻ります。
2〜3日多く食べたくらいで、すぐ脂肪に変わるわけではありません。
それに旅行中は普段より歩くので、消費カロリーもそれなりに高いんですよね。
だから、そこまで神経質にならなくて大丈夫。
旅行を楽しむことを最優先にした方が、ストレス解消にもなるし、帰ってきてからまた頑張ろうという気持ちにもなれます。
出張は仕事なので旅行ほどの楽しみは少ないですが、会食があれば普通に食べていいし、自分でコントロールしたい人ならコンビニ食でも十分調整できます。
出張も旅行も、しょせん数日間。
お休み期間だと思ってしまった方が、結果的にダイエットは長続きします。
「旅行に行くんですが、どうすればいいですか?」とよく聞かれるのですが、ダイエットは自分の人生をより良く、楽しくするためにやるもの。
その楽しみのひとつが旅行だと、私は思っています。
ダイエットをしているから旅行が楽しめない、なんて本末転倒ですよね。
出張や旅行が続くと、ダイエットが崩れてしまう。
そう感じている方に、まずお伝えしたいのは、完璧を目指さなくていいということです。
大事なのは、崩れないことではなく、崩れる幅を小さくしておくこと。
この記事では、そのための具体的な工夫をお伝えしていきます。
出張・旅行中にダイエットが崩れやすい理由
出張や旅行中は、普段の食事管理が崩れやすいいくつかの要因が重なります。
外食中心になること、移動で生活リズムが乱れること、そして「せっかくだから」という気持ちが緩みにつながること、この3つが大きな要因。
食事管理を「見える化」しておくことの大切さについては、以前の記事で詳しく解説しました。

この見える化の考え方が身についていると、出張や旅行中も崩れ幅をコントロールしやすくなります。
出発前にできる準備
だいたいのカロリー・PFCバランスの目安を決めておく
出発前に、普段の食事量やPFCバランスの目安をざっくり把握しておくと、旅先でもメニュー選びの軸がぶれにくくなります。
見える化の第一歩については、こちらの記事も参考にしてください。

プロテインバー等、持ち運びやすい補食を用意する

移動中や小腹が空いたタイミングのために、プロテインバーなど持ち運びやすい補食を用意しておくのもおすすめです。
空腹のまま食事の時間を迎えてしまうと、つい食べ過ぎてしまいやすいからです。
外食・旅先での選び方のコツ

メニュー選びの優先順位(たんぱく質・野菜から選ぶなど)

メニューを選ぶときは、たんぱく質と野菜が摂れるものから優先して選ぶという軸を持っておくと、迷いにくくなります。
その上で、炭水化物や脂質を調整していく。
この順番を意識するだけで、外食が続いても栄養バランスが大きく崩れにくくなります。
「一食くらい」の考え方との付き合い方
とはいえ、旅先での楽しみを我慢しすぎる必要もありません。
これは正直、時と場合、人によると思っています。
食事管理を頑張りすぎてストレスが溜まり、心が不安定になっているなら、一食好きなものを食べてストレス解消するのはむしろ有効。
我慢せず、心に栄養を与えるつもりで食べていいんです。
ただし、切羽詰まった状況ではなく「今日は作るのが億劫だから一食くらい」という場合は少し注意が必要。
疲れを癒すという点では有効なのですが、そこに引っ張られて次の食事も「まあいいや」とずるずる崩れてしまうのが懸念点なんですよね。
ダイエットの挫折って、この「一食くらい」がずるずる長引いて、結局元の食生活に戻ってしまうパターンがあるあるです。
失敗した経験がある人は、この考え方について一度冷静になってみてほしいところ。
「一食くらい」と思っている自分の心の状態、なぜそう思っているのかを冷静に分析してみるといいです。
とはいえ、「一食くらい崩してもいい」という考え方自体は、決して悪いことではありません。
ダイエットは長期戦。
1年365日、3食すべてを完璧にこなせるわけがないんです、人間だから。
崩してもいい、でもその後長引かせない。
それさえ徹底できれば、多少崩したくらいでダイエットが失敗に終わることはまずありません。
その後ちゃんと引き締める、という条件つきで実施すればいいだけの話です。
「一食くらいはいいや」という気持ちを、罪悪感なく持てるかどうかも、実は継続のための大切な要素です。
帰宅後にリカバリーする考え方
出張や旅行から帰ってきたあと、崩れた分を取り戻そうと過度に制限してしまう方がいます。
ですが、大切なのは反省しすぎることではなく、いつもの生活にすっと戻ることです。
普段通りの食事、普段通りの運動。
それを淡々と再開するだけで、体は少しずつ元のリズムを取り戻していきます。
まとめ|「崩れても戻せる」という感覚を持つことが継続の鍵
出張や旅行のたびに「今回もダイエットが崩れてしまった」と自分を責める必要はありません。
崩れても、戻せる。
その感覚を持てているかどうかが、長くダイエットを続けられるかどうかを分けると感じています。
停滞期を乗り越える仕組み化のテクニックは、こちらにまとめています。

自炊が難しい時期の味方として、宅配食やミールキットについて解説した記事もあわせてどうぞ。

次の出張や旅行では、少し気が楽になった状態で出発できますように。